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2019年7月 岩国中央図書館 での開催

■岩国市中央図書館「原爆と戦争展」報告

 「原爆と戦争展」は、7月17日(水)から28日(日)までの11日間、山口県岩国市中央図書館で開催されました。

 会場には、被爆者、戦争体験世代やその家族をはじめ、現役世代、小中高校生や親子連れ、教師、介護施設からの集団参観、郵送の開催案内を見て来館された方、自治会の回覧板でチラシを見てこられた方、新聞を見て来たという高校生の郷土研究部グループ、岩国「原爆と戦争展」のホームページを見て広島市内から来たという方など、参観者は600人超えました。

 

パネルををじっくり見られたご婦人は、涙くんで「父は八月六日に即死か数時間生きていたかは不明です。古川豊子さんの『あざみの花』を読んだら父は楽に死ねたかも」と、昨日のことのように話されました。

 80代の女性は、「パネルを見て涙が出ました。私は呉にいて八月六日あの雲をみました。夫は広島一中の生徒でたま六日前に動員で出て免れたが、一級下の生徒は六日に殆どなくなり3人しか残っていないと話していた」と話されました。

 

 3人の子供を連れたお母さんは、「目をそらしちゃいけん。なぜこんな目にあわないといけんのんか」と、子供によく見るように話かけられている姿も見受けられました。

 

 回覧板を見てきたという80代の男性は「私の父は明治生まれだったが、終戦間際に兵隊が足らず45才で招集がかかり都城へ入隊し、すぐ長崎の五島に配属になった。武器もなかった。仕事は海岸線に戦車が上陸するのを防ぐために塹壕を掘る仕事だった」と語り「原爆と戦争展は初めて見る。若い頃、同級生から原爆の惨状は聞いていた。広島の親戚で2人が原爆で亡くなった。原爆で何万という老若男女が殺された。戦争をしてはいけない。子や孫のためにも、若い人にこの展示を是非みてもらいたい」と、話されました。

空襲前の岩国駅周辺の地図(仮)
空襲前の岩国駅周辺の地図(仮)

  集団でこられた教師からは「岩国空襲について語って欲しい」と、話されました。「空襲前の岩国駅周辺の地図(仮)」を4年前に作成し、「未完成なのでお気づきをお伝えください」との表示を見て、ゼンリンの住宅地図にお父様の記憶をもとに色々書き込んだ資料を持ってこられた方がありました。後日改めて地図の完成に向けて作業を進めることになりました。昨年までとは違った状況が多々ありました。

 「継続は力なり」「このパネルの写真はどこで入手されましたか」等々、真剣な声掛けをいただき敗戦74年目の夏、子ども達の夏休み期間に開催出来、歴史を伝える活動の重要性を再確認出来た11日間でした。

 ご参観、入場者名簿への記名、アンケートへの記入等ありがとうございました。よせられましたアンケートの感想・意見をご紹介し、報告とさせていただきます。

ご来場者の声とアンケート

女性 86才

よく資料が集めてあって皆様の熱意を感じます。当時の事を色々思いだして見せて戴きました。

 展示してあるものは、総べて事実ですから、本当はもっと見てい戴きたいですね。

 

女生徒 12才

昔じっさいにあったこと、わすれてはいけないこをうったえていて良いと思います。

 パネルや本があってわかりやすいです。

 

男性

 

戦争の悲惨さを示す今回の展示を今後も続けてください。より多くの日本人や人々が考えるきっかけを作ってください。

 学校でも、教育授業の中で過去を教える伝える事が重要と思います。 

 

女性 71才

改めて戦争の悲惨さを感じました。

 

男性 75才 

なつかしく、又いやな事も思い出しました。

 

女性 11才

戦争についてよく知れたし、二度とこんなことがおこってはダメだと分かった。だから、私と弟の小さな戦争(ケンカ)をやめようと思った。

 写真があって分かりやすかった。

 

女生徒 中学生

学校で見た原爆の写真は、原爆の雲とか、遠くからとった写真しかなかったから、ここに来た時は、死体やがいこつ、やけどをした人がうつっている写真がたくさんあって、正直びっくりしました。

 戦争とかもうおこらないし、別に興味もなかったけど、たまたま図書館に来て、この展示会にきて、「ああ、戦争ってこんなにむごかったんだなあ」と思い知った。

 

男性 30才 会社員

胸が痛くなりますが、忘れてはならない出来事でありまた、2度と繰返してはならないと感じました。

 写真を増やして欲しい。その当時の物や衣服をかざってほしい。

 

男性 46才 

 

中国地方にある大きな基地として岩国基地の存在に関心をもっていたが、岩国空襲や中小都市爆撃に関しては、知らなかったです。

 気骨のある報道ありがとうございます。

 過去の戦争から学ぶことは多く、今、この危険な国の状況を少しでもよく変えられるよう身近なところから動き平和を守りたいです。

 広島でも県北において、もっとこの真実を多くの方に知ってもらいたいです。

女性 45才

東日本大震災の時、茨城県に住んでいました。地震の恐怖と不安プラス福島原発のニュースにおどろき、更に眠れない不安の日々がしばらく続きました。上関の原発は1人1人がよく学び、行動してもらいたいと思います。戦争も二度と繰り返してはいけないと日々思っています。

 

女生徒 12才

戦争や原爆は人にとってとってもつらいことで、あってはならないことです。だから、もっとたくさんの人に戦争のこわさやおそろしさを知ってもらうために、もう二度と同じあやまちをおこさないようにこの活動は大切なことだと思います。

 

女性 72才

戦争の悲惨さを改めて感じた。名古屋で父が戦死したと幼い頃聞いたが、どこで亡くなったのか当時の生存者がいたら父の事を知りたい。軍需工場長として愛知に居たらしい。

 

女性 77才

戦争の悲惨さの記録は見る度に胸が痛みます。半世紀前とはつい最近のことです。この様な記録は度々展示されることにより、反戦の気持ちを呼び起こさせる貴重な機会と思います。ぜひ続けて下さい。実写記録ですので大変胸に直ゲキします。

 

女性 7才

かわいそうだった。せんそうは、もうぜったいおきないでほしいです。

 

男性 86才 

 

戦争の悲惨な現状をこのようなパネル展示品を拝見したのは初めてです。人類の争いは どこまでも続くのでしょうか。平和の尊さを忘れず、未来に向かって生きる智慧をみがいて生きたいと思いました。

 子や孫も安心して過ごせることを願いたいです。何気ない日常を大事にしましょう。

 小中高校生も見学できます。忘れぬ為時々の展示も大事です。

 

女性

細かいところまで詳しく書かれていると思います。

 韓国との間も悪化している中、二度と戦争をおこさないように。話し合いがすすんでくれることを願っています。お年でしょうが、戦争の時の話をしてくださる人(語りべ)の方がいらっしゃってもいいかもしれませんね。ご苦労様です。

男性 77才 年金生活者

川柳をやっている自分には参考になりました。岩国問題を中心に書いています。近いうちにニュースも発行したいと思っているところです。

 よく資料をあつめられました。深礼!!

 

男性 55才

戦争のムゴサを再認識しました。また岩国でお願いします。

 

女性 79才

戦争でなんとむごいことでしょうか。生きた何も知らない民間の子供、女子等が焼き殺されている現象、涙が出ました。若い子達に戦争を知らないのでせめて写真だけでも見てもらいたい。

 


 毎年開催をしております、山口県岩国市 岩国市民会館では、今回スペースの関係上展示できなかった遺品や写真、書籍、映像等を展示し、被爆体験、戦争体験を聞く会などを催して開催しておりますので、また足を運んでいただけますと幸いです。どうもありがとうございました。


●新着情報

2023年11月に山口県岩国市西岩国駅ふれあい交流館で開催された「原爆と戦争展」のご報告と、アンケートを掲載いたしました。

▶詳しくはこちらから

●更新情報

8/17 ご来場者の声・アンケート掲載

7/15 開催案内 掲載

戦争で犠牲となられた方々の御霊に謹んで哀悼の意を捧げます。そして、今もなお被爆による後遺症で苦しんでおられる方々に心からお見舞い申し上げます。 

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